LINE公式アカウントを開設したまま、あいさつメッセージが初期設定の文章になっている。

例文を集めた記事はたくさんありますが、そのほとんどがクーポンを配る前提で書かれています。この記事は違う方向から書きます。

あいさつメッセージは、配信が月2回しか送れない店にとって、いちばん効く場所です。理由は、ここだけメッセージの通数を使わないからです。

ここは、月額の外側で効き続ける場所

何人に届いても通数を使わない

LINE公式アカウントの無料プランは、月に200通まで配信できます。友だちが100人いれば、月2回の配信で使い切ります。

ところが、あいさつメッセージはこの通数に数えられません。友だちが100人追加しても、300人追加しても、消費はゼロです。

通数の数え方と、何が消費しないかはLINE公式アカウントは無料でどこまで使えるかにまとめてあります。

配信が月2回しか送れない店ほど効く

ここが結論です。

配信の枠が月2回しかないなら、その2回で全部を伝えるのは無理です。営業時間も、駐車場も、料金も、予約方法も入れたら、読まれません。

一方、あいさつメッセージは友だち追加の直後に届きます。追加したばかりの人は、その店に興味を持ったタイミングです。読まれる確率がいちばん高い。

つまり、定番の情報はあいさつメッセージに置いて、月2回の配信は「今月変わったこと」だけに使う。この分担にすると、両方が軽くなります。

配信の中身の決め方はLINE公式アカウントで何を配信するかに書きました。

クーポンより先に入れるもの

電話でよく聞かれることを書く

LINEヤフーの公式コラムも、LINEラボやTeLASの記事も、「友だち追加の特典を伝えましょう」と書きます。それも間違いではありませんが、先に入れるべきものがあります。

電話でよく聞かれることです。

理由は2つ。1つは、聞かれるということは、どこにも書いていないということ。もう1つは、答えを先に置いておくと、電話が減ります。営業中に手を止められる回数が減る。

クーポンは、来ると決めた人の背中を押すものです。まだ迷っている人には、判断材料の方が効きます。

業種別に、実際に聞かれること

自分の店で何が聞かれているかは、数日メモを取れば分かります。目安として、業種ごとによくあるものを挙げます。

業種追加直後に答えておきたいこと
整体院初回にかかる時間、着ていく服、駐車場、料金
美容室当日予約ができるか、指名なしでも行けるか、カットだけの料金
飲食店予約なしで入れるか、駐車場の場所と台数、子ども連れで入れるか
工務店相談だけでもいいか、対応エリア、見積もりは無料か
小売店営業時間、取り置きができるか、駐車場

駐車場は、どの業種でも聞かれます。滋賀県では車で来る人が多い。「駐車場あり(3台)」の一行を入れるだけで、電話が1本減ります。

全員に同じものが届く

これを前提に文章を決めてください。

あいさつメッセージは、友だち追加した全員に同じものが届きます。相手によって出し分けることはできません。

つまり、

  • 常連さんが追加した場合にも、同じ文章が届く
  • 初めて店を知った人にも、同じ文章が届く
  • 通りすがりでQRを読んだ人にも、同じ文章が届く

だから、どの立場の人が読んでも成立する内容にする必要があります。「いつもご来店ありがとうございます」だけだと、初めての人には合いません。「はじめまして」だけだと、常連さんには妙に映ります。

実務上は、店の説明を短くして、情報を厚くするのが無難です。誰が読んでも、営業時間と場所と料金は役に立ちます。

自分の店の文章を決める手順

例文をそのまま使うと、どこかで見た文章になります。手順で書きます。

1. 電話でよく聞かれることを3つ書き出す

ここが土台です。思い出せないなら、1週間メモを取ってください。

2. 店の説明を1行にする

「◯◯町で20年やっている和菓子店です」程度で足ります。長い理念は読まれません。

3. 順番を決める

上から、店の説明 → 営業時間と定休日 → 場所と駐車場 → 書き出した3つ → 予約や問い合わせの方法。

迷ったら「相手が知りたい順」にしてください。店が伝えたい順ではありません。

4. 次にどうすればいいかを最後に置く

「ご予約はこのままメッセージをお送りください」「メニューは下のメニューバーからご覧いただけます」。読み終えた人が次に何をすればいいかを1つだけ書く。

5. 自分のスマホで受け取ってみる

別のアカウントで自分の店を友だち追加して、実際に届いた状態を見てください。長すぎると分かります。スマホの画面で2〜3スクロールを超えたら削ります。

5つも手順があると面倒に見えるかもしれません。時間がかかるのは1番だけです。電話で聞かれることさえ書き出せば、残りは30分で終わります。

リッチメニューを設定している場合は、あいさつメッセージで「下のメニューから」と案内すると噛み合います。リッチメニューの中身は店舗のLINEリッチメニューに何を載せるかに書きました。

やらない方がいいこと

  • 長い理念や創業の物語。追加直後に読む人はいません。ホームページに置いてください
  • 絵文字を各行に入れる。読みにくくなります
  • URLを何本も並べる。どれを押せばいいか分からなくなります。1〜2本に絞る
  • 「口コミを書いてくれた方にクーポン」。Googleのポリシー違反です。詳しくはGoogleの口コミを増やす頼み方に書きました
  • 設定して放置する。料金や営業時間が変わったら、ここも直してください。忘れられやすい場所です

最後の1つが実際にはいちばん多い。あいさつメッセージは普段自分では見ないので、1年前の料金のままになっている店をよく見ます。年に1回、料金を見直すタイミングで一緒に確認してください。

当社がLINE運用をお受けする場合、あいさつメッセージの作成は初期設定(10,000円・税別)に含めています。含めているのは、ここを作らないと月額の配信が重くなるからです。定番の情報をあいさつに逃がしておかないと、月2回の配信に全部を詰めることになります。

まとめ

電話でよく聞かれることを3つ書き出してください。それがそのまま、あいさつメッセージに入れる内容です。

例文を探すより速いし、自分の店に合っています。

現在の友だち数、配信頻度、リッチメニューを伺い、優先する改善をご案内します。

LINE運用を無料相談するLINEで無料相談する友だち追加後、そのままメッセージを送ってください。営業時間内に当社が返信します。