「投稿を続けると検索順位が上がります」と言われて始めたものの、週に何度も書くネタがない。しかも効いているのか分からない。

先に結論を書きます。投稿が検索順位を上げるという根拠は、Google公式のどこにも書かれていません。順位のために書くのをやめると、書く中身も頻度も変わります。

この記事では、公式の記載を確認したうえで、何を書くか、月に何本でいいかを決めます。

投稿で順位は上がらない

公式が挙げている3つの要素

Googleは、ローカル検索の掲載順位が何で決まるかを公開しています。挙がっているのは3つです。

要素公式の説明
関連性検索語句とビジネス プロフィールが合致する度合い
距離検索しているユーザーから各ビジネス拠点までの距離
知名度ビジネスがどれだけ広く知られているか

(ローカル検索結果の掲載順位を改善する方法)

クチコミは明記があり、投稿は無い

同じページには、クチコミについてこう書かれています。

クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ローカル検索結果のランキングが高くなります

クチコミは名指しで書かれている。投稿については、同じような記載がありません。

ロカオプは「Googleは新しくて信頼できる情報を重視するため、こまめに更新している店舗は検索に表示されやすくなる」と書いています。EmbedSocial、リベラ、MEO Analytics も同じ方向です。もっともらしく聞こえますが、4本とも出典を示していません。公式に書かれていない以上、その前提で作業量を決めるのは危ない。

では投稿は何のためにあるのか

順位ではなく、すでに店を見つけた人の判断を動かすためです。

Googleマップで店の名前が出てきて、タップして、写真と口コミを見て、行くかどうかを決める。この最後の数十秒に投稿が出ます。ここで「今週の日替わりランチ」や「12月から施術メニューが変わります」が見えていれば、判断が一段進みます。

見る人の数は、口コミや写真に比べれば少ない。投稿は、効果の大きさで言えば後ろの方の施策です。営業時間と写真とカテゴリが整っていない店が、先に投稿を始める必要はありません。

何を書くか

順位のためではないと決めると、書くものが決まります。来店を迷っている人が、来る前に知りたいことです。

実際に電話で聞かれること

いちばん確実なネタ元は、お客さんからかかってくる電話です。聞かれる内容は業種でだいたい決まっています。

業種来店前によく聞かれること
飲食店駐車場はあるか、子ども連れで入れるか、予約なしで入れるか、今日は何時までか
美容室指名なしでも行けるか、当日予約は取れるか、カットだけでいくらか
整体院何を着ていけばいいか、初回にどれくらい時間がかかるか、保険は使えるか
工務店相談だけでも行っていいか、対応エリアはどこまでか、見積もりは無料か

これを1つずつ投稿にします。電話で聞かれたということは、サイトにもマップにも書いていないということです。書けば電話が減ります。

書くことが無い月に何を書くか

ネタが尽きたときのために、店の側で変わるものを並べておきます。

  • 季節で変わるもの(メニュー、営業時間、混み合う時間帯)
  • 新しく入ったもの(機材、商品、スタッフ)
  • 直近で終わった仕事(工務店なら施工例、美容室ならスタイル)
  • 臨時休業と年末年始の予定

このうち臨時休業は、投稿ではなく営業時間の設定で入れてください。設定の方法はGoogleマップの営業時間変更と臨時休業の設定方法に書きました。

写真は、Instagram用に撮ったものをそのまま使えます。同じ1枚を両方に回す運用については店のInstagramが止まる理由に書きました。

書いてはいけないこと

公式のヘルプに、投稿の禁止事項が並んでいます。店が引っかかりやすいのは最初の1つです。

電話番号を説明に含める

「お問い合わせは077-000-0000まで」と書きたくなりますが、これは禁止されています。電話番号はプロフィールの電話欄に入っているので、そちらが使われます。

他に、誤字脱字、自動生成したコンテンツ、規制対象商品(アルコール、タバコ、医薬品など)の商品情報が挙げられています。

どれくらいの頻度で書くか

ロカオプは週1〜3回、少なくとも月1〜2回を勧めます。その前に、2つ確認してください。

投稿は6か月でアーカイブされる

公式にこうあります。

6か月が経過した投稿は、期間が設定されていなければアーカイブされます

つまり、書いた投稿は半年で表に出なくなります。毎週書いても、半年前の分から順に消えていく。積み上がる資産ではありません。ホームページの記事とは性質が違います。

月に何時間になるかを先に計算する

週2回書くと、月に約8本です。写真を選んで、100文字前後の文章を書いて、公開する。1本あたり10分で終わると仮定しても、月に80分。実際には、何を書くか考える時間が入るので、これでは終わりません。

営業しながら月に1時間半を投稿に使うかどうかは、効果の見込みと釣り合うかで決めるべきです。順位に効かないと分かったうえで、その時間を使う価値があるか。

しがみせの答えは月2本です。電話で聞かれたことを月2回書く。これなら30分で終わります。週2回を3か月続けて止まるより、月2本を1年続ける方が、見る人にとっては当たりが多い。

そうは言っても、月2本でも続かないのではないか。そう思われるかもしれません。実際そのとおりで、いちばん面倒なのは書くことではなく、何を書くか決めることです。だから、電話で聞かれたその場でメモを残してください。ネタを探す時間が、まるごと消えます。

止まった投稿欄は、無いより悪い印象を与えます。「最終更新 2年前」が見えている状態は、営業しているかどうかを疑わせます。

3種類の投稿の使い分け

投稿には「最新情報」「特典」「イベント」の3種類があります。店舗で使うのは、実質2つです。

種類使う場面
最新情報日常のほとんど。期間の指定が要らないもの
イベント開始と終了の日時があるもの。周年セール、体験会、出張販売
特典クーポンや割引。口コミと引き換えにしないこと

特典を使うときに1つ注意があります。「口コミを書いてくれた方に割引」という形にすると、Googleのポリシー違反になります。詳しくはGoogleの口コミを増やす頼み方に書きました。

イベントは、終了日を過ぎると自動的に目立たなくなります。期間があるものは最新情報ではなくイベントで出した方が、後片付けがいりません。

業者に頼むときに確認すること

しがみせでは、Googleビジネスプロフィールへの投稿代行を月4回で5,000円(税別)のオプションにしています。月額3,000円のMEOには含めていません。

含めていない理由は単純で、毎月手が動くからです。営業時間の反映や誤情報の監視は、何も起きなければ作業が発生しません。投稿は必ず毎月発生する。月額3,000円に入れると、続けるほど雑になります。

だから、見積書に「投稿代行込み」と書かれた月額を見たときは、月に何本かを確認してください。本数が書かれていない「投稿代行」は、実態として月1本かもしれないし、ゼロかもしれない。

もう1つ。投稿を代行してもらう場合でも、写真は店から出す方が早いです。店の中を撮ったことのない業者が用意する写真は、どうしても素材集のようになります。撮り方は店の写真をスマホで撮るに書きました。

まとめ

今月書く2本を、電話でよく聞かれる質問から選んでください。ネタを探すより、すでに聞かれていることを書く方が速いし、当たります。

投稿より先に手を付けるべきものがある場合もあります。何にいくらかかるかはMEO対策の費用相場と、月額料金に入っている作業時間に書きました。

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