店舗のInstagramのプロフィールとハイライトを、来店と予約の導線として作り直す手順を説明します。
投稿は続けているし、フォロワーも少しずつ増えている。それなのに予約は増えない。
投稿を見た人は、興味を持つとプロフィールに飛びます。そこで行き止まりになっていると、その先には進みません。この記事は、プロフィールを来店の導線として作り直すためのものです。
まず、多くの解説記事が古い前提のまま書いているところから直します。
リンクは1つではない。5つ置ける
プロフィールに置ける外部リンクは、最大5つです(2026年9月13日時点)。1つしか置けなかったのは以前の仕様です。
解説記事の多くは、いまだに「リンクは1つしか置けないので、どこに向けるかが重要」と書いています。そのうえで、複数のリンクをまとめる外部ツールを勧める。今はその必要がありません。
設定は、プロフィールを編集から「リンク」を開いて、外部リンクを追加していくだけです。それぞれにタイトルを付けられます。
どこに向けるかを、店の受け方から決める
5つ置けるといっても、並べるほど押されなくなります。店が実際に受けられるものだけを置いてください。
| 店の受け方 | 置くリンク |
|---|---|
| 電話で予約を受けている | Googleマップ(電話ボタンが付いている) |
| 予約サイトを使っている | 予約サイトのページ |
| LINEで受けている | LINE公式アカウント |
| ホームページで料金を見せたい | ホームページ |
順番も大事です。最優先の導線をいちばん上に置いてください。予約を増やしたいなら、予約を一番上にします。
Googleマップに向けるという選択肢
どの解説記事にも出てこないのですが、リンク先をGoogleマップの店舗ページにするのは、店にとってかなり合理的です。
理由は3つあります。Googleマップのページには経路案内と電話ボタンが最初から付いている。営業時間が表示される。口コミが見える。つまり、来店前に確認したいことが1画面にそろっています。
ホームページを持っていない店なら、これが実質的なホームページの代わりになります。
リンクは、Googleマップで自分の店を表示して、共有から取得できます。
まずは直接リンクを使う
Instagram内に複数のリンクを置けるため、まずは予約やLINEへの直接リンクを検討します。
リンクまとめページを挟むと、目的のページへ着くまでの操作が一段増えます。複数サービスを整理する必要がなければ、予約先へ直接つなぐ方が分かりやすくなります。
名前欄に業種と地域を入れる
プロフィールには、ユーザーネーム(@から始まるもの)と、名前欄の2つがあります。
名前欄とユーザーネームは、検索結果で店を識別してもらうための重要な情報です。検索仕様は変わるため、自己紹介文にも地域と業種を自然に書きます。
だから、名前欄は店名だけにしないでください。
- ✗ `カフェ○○`
- ✓ `カフェ○○|草津のコーヒースタンド`
「草津 カフェ」で探す人にも内容が伝わるように、名前欄へ地域と業種を入れます。
ただし、詰め込みすぎると読みにくくなります。店名+地域+業種の3つで止めてください。
自己紹介に何を書くか
自己紹介欄には数行分しか入りません。ここで世界観を語ろうとすると、必要な情報が入りません。
書く順番
上から順に、これだけです。
- 何の店か(1行)
- 場所(最寄り駅か、分かりやすい目印)
- 営業時間と定休日
- 駐車場の有無
- 次にどこを見ればいいか(「ご予約は下のリンクから」)
見た人が知りたい順です。店の思いや理念は、投稿の側で伝わります。プロフィールは案内板だと思ってください。
駐車場の有無を入れているのは、滋賀県では車で来る人が多いからです。「駐車場あり(3台)」の一行があるかないかで、行くかどうかが決まることがあります。
書かなくていいもの
- 絵文字を各行に入れること(読みにくくなるだけです)
- 「フォローしてね」(フォローが目的ではありません)
- ハッシュタグ(自己紹介欄のハッシュタグは検索に効きません)
- 長い理念や経歴
ハイライトは、電話で聞かれることから決める
ストーリーズのハイライトは、プロフィールの下に並ぶ丸いアイコンです。ここは常時表示されるので、よく見られます。
解説記事は「メニュー&料金」「アクセス」「スタッフ紹介」といった項目名を例示して終わります。項目名を借りてくると、自分の店に要らないものまで作ることになります。
決め方はもっと単純です。電話でよく聞かれることを、上から4つ並べてください。
| 業種 | よく聞かれること=ハイライトにするもの |
|---|---|
| 美容室 | 料金、スタイル集、当日予約の可否、駐車場 |
| 整体院 | 料金、初回の流れ、服装、場所 |
| 飲食店 | メニュー、席の様子、駐車場、テイクアウトの可否 |
| 小売店 | 取り扱い商品、営業時間、取り置き、場所 |
4つで十分です。8個も10個も並べると、横スクロールの先は見られません。
作り方は、ストーリーズに投稿してからハイライトに追加する形です。すでに投稿済みのストーリーズはアーカイブから追加できます。
カバー画像を凝る必要はありません。中身が先です。カバーを作り込むのに何時間もかけて、中身が空のまま止まっている店をよく見ます。
InstagramとGoogleマップとホームページの分担
ここは当社の立場です。
3つとも持つ必要はありません。それぞれ役割が違うので、店の状況で優先順位が変わります。
| 役割 | |
|---|---|
| Googleマップ | 探している人に見つけてもらう。 「草津 美容室」で検索している人が最初に見る |
| ホームページ | 料金と条件を、落ち着いて確認してもらう。 情報の置き場所 |
| 雰囲気と仕上がりを見せる。 行くかどうかの最後の判断材料 |
探される段階を担っているのはGoogleマップです。Instagramの投稿を毎日続けても、Instagramを見ていない人には届きません。
だから、3つのうち1つから始めるなら、当社はGoogleマップを勧めています。そのうえで、指名で選ばれる業種(美容室、整体院、ネイル)は、Instagramの効きが大きい。仕上がりを見てから決める業種だからです。
そして、プロフィールとハイライトの整備は、自分でやった方がいい作業です。
当社はInstagramの運用代行を月額50,000円(税別)・月8時間で受けていますが、その8時間はフィード投稿8本とストーリーズ4本、コメントとDMの一次対応に使います。プロフィールとハイライトは、初期に一度作れば、しばらく触りません。毎月の費用をかける場所ではありません。
アカウント設計(プロフィール、投稿のテンプレート、初期投稿9枚)は初期費用10,000円(税別)に含めていますが、この記事のとおりにやれば自分でできます。1時間もかかりません。
投稿が続かない場合は、プロフィールより先にそちらを解決してください。店のInstagramが止まる理由は、ネタではなく撮る時間に書きました。
まとめ
プロフィールの編集画面を開いて、リンクが今いくつ入っているか確認してください。1つしか入っていないなら、店が受けられる導線をあと1〜2つ足せます。
そもそもInstagramとLINEのどちらから始めるか迷っている場合は、店舗のSNSは、LINEとInstagramのどちらから始めるかを先に読んでください。
出典
外部リンクを最大5つ設定できることは2026年9月13日に確認しています。Instagram公式ヘルプに件数を明記したページは確認できなかったため、解説記事を出典としています。仕様は変更されることがあります。当社の料金・作業範囲は2026年9月13日時点の内容で、表示は全て税別です。
現在のInstagramプロフィールと投稿を確認し、予約・来店への導線を整理します。
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