Googleからメールが届いた。自分の店のGoogleビジネスプロフィールについて、誰かが「オーナー権限をリクエスト」したという。申請者の名前に心当たりがない。あるいは、何年も前に頼んでいた業者の名前が書いてある。
この記事は、そのメールを受け取った店主のためのものです。結論から書きます。期限は3日。心当たりが無ければ拒否してください。 放っておくのが一番まずい選択です。
期限は3日。過ぎると相手が手続きを進められる
Googleのヘルプ「ビジネス プロフィールのオーナー権限をリクエストする」には、申請があると現在のオーナーにメールで通知が届き、オーナーは3日以内に返信する必要があると書かれています。
返事をしなかった場合です。ヘルプによると、申請した側には、自分でビジネスの確認を進める選択肢が出ることがあります。つまり、黙って3日を過ごすと、相手がオーナーになる手続きを始められる可能性がある、ということです。
注意してほしいのは、この期限が以前より短いことです。カナダのSterling Skyが2024年に書いた解説では、現在のオーナーが応答する期限は7日でした。古い記事を読んで「1週間ある」と思っていると、間に合いません。2026年10月28日に確かめた日本語の公式ヘルプでは3日です。
日本語で上位に出る解説(アシストの記事など)は、どれもリクエストを出す側の手順です。受け取った側が何日以内に何をするかは書かれていませんでした。
承認していいのは、名前に心当たりがあるときだけ
承認すると、相手がプロフィールを管理できるようになります。オーナーになれば、他の人を追加したり外したりでき、プロフィールを消すこともできます。迷ったら承認しない。それが基本です。
申請者ごとの判断を表にしました。
| 申請者 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 名前も会社名も心当たりが無い | 拒否 | 正当な権利がある人なら、拒否されても別の手続きで申し立てられる |
| 前に頼んでいた業者 | 原則拒否。必要なら管理者として招待し直す | 業者にオーナーを渡す理由は無い |
| 昔の店長、辞めたスタッフ | 拒否 | 今の店を管理する立場にない |
| 家族、今のスタッフ | 本人に確かめてから判断 | 管理者として招待する方が安全なことが多い |
知らない人
拒否で構いません。正当な権利がある人であれば、Googleのヘルプにあるとおり、拒否されたあとも編集の提案や再審査の請求ができます。店主が間違って拒否しても、相手の道は閉ざされません。逆に、知らない人を承認してしまうと、取り戻すのは大変です。
前に頼んでいた業者
申請者が前に頼んでいた業者なら、どんな理由が添えられていても、そのまま承認する必要はありません。
当社の考えをはっきり書きます。業者に必要なのは管理者の権限で、オーナーではありません。 当社もGoogleビジネスプロフィールの運用を受けていますが、オーナー権限は必ず店主が持ち、当社は管理者として入ります。当社から店主にオーナー権限をリクエストすることはありません。
業者に作業を続けてもらうなら、リクエストは拒否し、店主の側から管理者として招待し直してください。オーナーと管理者の違いは店のSNSアカウントを、スタッフや業者に任せるときに書きました。電話で同じことを言われた場合の答え方はホームページとGoogleマップの営業電話にどう答えるかにまとめています。
家族やスタッフ
本人に「リクエストを出したか」を聞いてから決めます。出していたら、オーナーではなく管理者として招待する方が、辞めたときに困りません。
拒否のしかたと、そのあと
拒否は、届いたメールの案内から、承認か拒否かを選んで行います。
拒否すると、申請者には拒否されたことがメールで伝わります。ヘルプによると、申請者はそのあとも、編集を提案したり、再審査を求めたりできます。つまり、拒否は相手を締め出す操作ではなく、「今のオーナーは承認しない」と答える操作です。
拒否したあとに、2つだけ確かめてください。
- Googleビジネスプロフィールの管理画面で、オーナーと管理者の一覧に知らない人がいないか
- 店名、電話番号、住所、ウェブサイトに、勝手な変更が入っていないか
2は念のためです。見方はGoogleマップの店の情報が勝手に変わったときに書きました。
面倒なのは、一度の拒否で終わるとは限らない点です。相手は再審査などで続けられます。そのたびに同じ判断を繰り返すしかありません。
通知が誰のメールに届いているか
3日の期限は、通知を読む人がいて初めて意味があります。
リクエストの通知は、プロフィールのオーナーのメールアドレスに届きます。開業のときに家族が登録した、前の店長のアドレスのまま、ホームページを作った業者のアドレスで登録されている。こういう店では、通知は誰にも読まれず、3日が過ぎます。
確かめ方は、Googleによる更新の通知と同じです。管理画面のユーザーの一覧で、オーナーのメールアドレスを見て、そのメールを今誰が読んでいるかを確かめてください。答えに詰まったら、そこを先に直します。
当社のGoogleビジネスプロフィールの月額(3,000円・税別)には、第三者による変更の確認が入っています。内容はGoogleマップの整備に載せています。ただ、オーナー権限のリクエストに答えられるのは、オーナーである店主だけです。
オーナー確認そのものがまだ済んでいない場合は、Googleビジネスプロフィールのオーナー確認が通らないときから始めてください。
まとめ
今日やることは1つです。届いたメールの申請者の名前を見て、心当たりが無ければ、3日以内に拒否してください。
心当たりがある場合も、承認する前に、オーナーでなく管理者として招待する方法が取れないかを考えてください。
出典
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールのオーナー権限をリクエストする」(現在のオーナーへのメール通知、3日以内の返信、拒否後の編集の提案と再審査、応答が無い場合に申請者が確認に進めること。2026-10-28に確認)
- Sterling Sky「How to Request Ownership of a Business Profile」(2024-04-22。当時の応答期限は7日)
