Googleビジネスプロフィールのオーナー確認が通らないときに、公式が求めている撮影内容と、落ちたあとの撮り直し方を説明します。

動画を撮って送ったのに、確認できませんでしたと返ってきた。しかも、どこが足りなかったのかは書かれていない。

この記事は、その状態から抜けるためのものです。撮り直す前に知っておくべき仕様が3つあり、そのうち2つは撮影のうまい下手とは関係がありません。段取りの問題です。

最後に、オーナー確認を業者に代行してもらうときに渡してはいけないものを書きました。ここを間違えると、店の情報が自分の手を離れます。

動画は「その場で」撮るもの

最初に、いちばん多い詰まり方から。

事前に撮った動画はアップロードできない

Google公式のヘルプにこう書かれています。

事前に録画した動画は許可されないため、動画はライブで撮影する必要があります。オフラインで録画して後でアップロードすることはできません。

動画の録画でビジネスのオーナー確認を行う

つまり、いったんスマホのカメラアプリで撮っておいて、あとから管理画面で選んで送る、という手順は取れません。管理画面の確認手続きを開いた状態で、その場で撮影して、そのまま送ります。

これを知らないと、休みの日に落ち着いて撮った動画を送ろうとして、アップロードできる場所が見つからず止まります。撮り方の問題ではないので、何度撮り直しても解決しません。

一度で撮り切る

公式が求めているのは、30秒以上の、連続した、編集していない動画です。途中で止めてつなぐ、いらない部分をカットする、といった加工をすると通りません。

だから、撮り始める前に順番を決めておく必要があります。歩きながら考えると必ずどこかを撮り忘れ、撮り忘れたまま提出することになります。

紙に書くのが確実です。私は代行の現場でも、先に順番を紙に書いてから店主に渡しています。

何を映すか。公式が求めている3つ

公式は、動画に入れるものを3つに分けています。原文はそれぞれ短いので、そのまま引きます。

求められているもの公式の記載
所在地道路案内標識、建物の番号、周辺の店舗やよく知られた場所を録画に含めます
ビジネスの実在店舗の外観、ショールーム、ビジネスの看板を録画に含めます
経営していることレジを開ける、キッチンや倉庫に入る、POSシステムを使用するなど、従業員しかアクセスできない機材やエリアを撮影します

3つ目がいちばん落ちやすい。外観と看板だけを丁寧に撮って終わってしまう人が多いからです。

撮る順番

順番の正解は1つではありませんが、外から中へ一方向に進むと撮り忘れが減ります。

  1. 店の前の道路に立って、交差点名の標識か、隣の建物の看板を映す
  2. そのまま店の外観と、壁に固定された看板を映す。3秒ほど止める
  3. 入口から中へ入る
  4. 店内を一周する
  5. レジを開ける、あるいはスタッフしか入らない場所(厨房、バックヤード、施術室)に入る

看板は、置き看板やのぼりではなく、壁や柱に固定されたものを映してください。移動できるものは、その場所で営業している証拠になりにくい。

日中に撮ることも実務上は大事です。逆光と暗さで看板の文字が読めない動画は、内容が正しくても判断できません。

撮れないものがあるとき

自宅の一室でやっている整体院や、雑居ビルの上階に入っているサロンでは、道路から見える固定看板が無いことがあります。

このとき、無いものを無理に作って映しても通りません。集合看板やポストの表示、入口ドアの表示など、店名が固定されて掲示されているものを探して映します。それも無いなら、看板を出すところから始めることになります。

正直に書くと、ここは面倒です。ただ、看板が無い状態は、オーナー確認以前に、お客さんが店にたどり着けない状態でもあります。

落ちたあと、何を撮り直すか

ここが、この記事を読んでいる人がいる地点だと思います。

足りない部分だけを撮り直すと、また落ちる

不承認になったとき、多くの人は「レジが映っていなかったのだろう」と考えて、レジだけを撮った短い動画を送ります。これで通ることはまずありません。

公式は、再提出のときにこう求めています。

最初の動画で撮影されているすべての情報

に加えて、不足していた要件を入れる。つまり、1本目を撮り直したうえで、足りなかったものを足す。毎回、頭から撮り直しになります。

だから、2回目こそ順番を紙に書いてから撮ってください。3つの要素のどれか1つでも欠けていると、また同じところに戻ります。

店の中を何度も撮り直すのは気が引ける、と思われるかもしれません。ただ、この動画は審査が終われば消せます(後述)。撮り直す回数を減らすより、1回で要件を満たす方が結局は早い。

審査にかかる日数

公式には「この審査には5営業日ほどかかることがあります」とあります。数時間で終わることもあれば、5営業日いっぱいかかることもある。

待っている間にやってはいけないのは、店舗情報を編集することです。特にハガキでの確認を申し込んでいる場合、住所や店名を編集すると、発行済みのコードが無効になることがあります。審査の結果が出るまでは触らないでください。

ハガキが届くまでの日数は、記事によって「14日程度」「最大3週間」と割れています。Google公式のヘルプに日数の明記は確認できませんでした。日数を前提にした予定は立てない方がいい、というのが実務上の答えです。

それでも通らないとき

何度か落ちると、確認方法の選択肢そのものが表示されなくなることがあります。ここまで来ると、自分で操作して解決するのは難しい。

Googleビジネスプロフィールのヘルプから問い合わせるか、コミュニティフォーラムに状況を書いて相談することになります。フォーラムはプロダクトエキスパートが回答する場で、店名・住所・落ちた回数・試した確認方法を具体的に書くほど話が早い。

撮った動画はどうなるのか

店内とレジと厨房を映した動画を送るわけですから、この先どう扱われるのかは気になるところです。サングローブやSEM Plusのように手順を詳しく書いている記事でも、ここに触れているものは見かけません。公式の記載を書いておきます。

オーナー確認用の動画はいつでも削除できます。削除しない場合は、後ほど Google が削除します。

確認が済んだあと、管理画面から自分で消せます。放っておいてもいずれ消えます。

それでも、撮影中はお客さんとスタッフの顔が入らないようにしてください。営業時間外に撮るのがいちばん簡単です。

業者に代行してもらうときに、渡してはいけないもの

ここから先は、しがみせがGoogleビジネスプロフィールの整備を仕事として受けている立場の話です。

オーナーと管理者は別物

Googleビジネスプロフィールの権限は、オーナー・管理者などに分かれています。オーナーは、他の人を追加・削除でき、プロフィールを削除することもできる立場です。管理者は、情報の編集や投稿はできますが、オーナーを外すことはできません。

オーナー確認を業者に丸ごと任せると、業者のGoogleアカウントがオーナーになります。そうなると、契約を切ったあとに店の情報を自分で触れなくなる。返してもらう交渉が必要になり、連絡が取れなくなればそこで止まります。

しがみせは、オーナー権限は必ずお客様のGoogleアカウントで取っていただき、当社は管理者として入ると決めています。解約したら当社が管理者から抜けるだけで、店の情報はそのまま残ります。

業者に頼むときは、「オーナーはうちの名義にしてください。そちらは管理者で入ってください」と言えば済みます。断られたら、その理由を聞いてください。

確認そのものは代行できない

これは代行する側として正直に書いておきます。

動画での確認は、店の前に立ってライブで撮るものです。店主か、店にいる人しかできません。カテゴリの設定、営業時間、提供サービス、説明文、写真の登録は代わりにできますが、オーナー確認の撮影だけは手元を離れません。

しがみせの初期整備10,000円(税別)にも、この撮影は含まれていません。撮る順番をお伝えして、店主に撮っていただいています。

「オーナー確認も全部やります」と言う業者がいたら、それは業者のアカウントで確認を取るという意味です。何が起きるかは、1つ前の項目のとおりです。

まとめ

まず、撮る順番を紙に書いてください。道路の標識、外観と固定看板、入口、店内、スタッフしか入らない場所。この5つが並んでいれば、あとは管理画面を開いて、その場で撮るだけです。

確認が通ったあとで地図に出てこない場合は、原因が別にあります。Googleマップに自分の店が出てこないときに確認することで切り分けてください。

出典

Google公式ヘルプの記載は2026年9月13日に確認しています。当社の料金・作業範囲は2026年9月13日時点の内容で、表示は全て税別です。

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